写真で金日成バッヂのつけ方を検証したが、ここでは宣伝画から検証してみよう。
写真とは異なり、宣伝画は事実を直接反映したものではないが、ひとつの典型を示しているといえる。その意味で、宣伝画は「事実よりも事実らしい」のである。
このサイトではたびたび 「
肖像バッジは正式の伝達式を経て、人民ひとりひとりに授与される。バッジの着用位置は左胸のポケットより数センチ上。右胸は「心臓の上でない」という理由で不可。また、襟は「ひらひらするので首領様がお酔いになる」ため、これもまた不可」などという某書の記述の間違いを指摘してきたが、宣伝画からも改めて間違いが判明した。
襟に金日成バッジをつけた複数の写真をこのサイトでは提示しているが、一部から「これはあくまでも例外的なケースではないのか」という指摘を受けた。
が、宣伝画においても襟にバッジをつけている例が多く確認された。このことから、
@金日成バッジを襟につけるケースはしばしばあること
A襟につけることはけっして不敬な行為ではないこと
が明らかである。なぜなら、北朝鮮においては指導者を描くことは極めて政治的な意味があるからである。たとえ現実にはあっても、政治的に好ましくない現象を宣伝画に描くことが許されるはずがない。
出典は「
人民の指導者−金日成主席の誕生70周年慶祝 国家美術展覧会作品集(1984年、朝鮮・平壌外文出版社)」。
全部、金日成万歳の宣伝画だが、大変興味深い画集である。
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| 「現実を見ればりっぱな絵が描けます」 |
「70万在日同胞の偉大な父」 |
「創作家たちと膝を交えて」 |
「偉大なる太陽を仰ぎ」 |