「私と金バッヂ」 その4:毛宅遥同志の場合
★長い前置き
私が中学生の時代、1969-1971年は、京都市においても学生運動が盛んでした。通学していたD大系列の中学校は、全学封鎖中でも授業があるため(D大構内に中学があったため)大きな門の横をかいくぐって、入ってました。
「解放放送」が大音量で、日・中語「インターナショナル」を流す中、聞き取りにくい授業を必死で聞いていました。(大ウソ)
こんな中、「たかが中学生」の中に、文革中国が「かっこいい」と感じていた連中も数名おり、「中国画報」を学校へもっていって読んだり、深夜の北京放送(日本語)を聞いたりしていたものです。
私もそのうちの1人でした。市内某所の「中国物産店」に行っては「英雄・永生」万年筆を買い、当時、1枚30-50円前後の「毛バッヂ」をうっとり眺め(政治的でこわい・・・という気持ちもあり、そのときは購入せず)
文革レコードのジャケットを震えながら拝み、文革切手を数枚ン百円程度で購入・・・という日々でした。
他方、某郵*協会「中国切手頒布会」に入会、小遣い500円(当時、学食のきつねうどん45円)の範囲で歯を食いしばって集めていました。こういうへんな中学生でした。 (購読新聞は「朝*」・本多さんの著作ファン・ガロを愛読と、まぁ現在の「愛国者」の心境と似ていたと思います・・・ベクトルが違うだけ。しかし、人民服や解放軍軍服・紅衛兵!かっこよかったなぁ・・・。)
★今回のテーマ
高校--社会人30歳ごろまでは、「男おいどん」みたいな地味な生活でした。1993年、ふと立ち寄った「山口左派系?漢方薬店+物産店」で、文革レコードを見かけ、軽い気持ちで買ったのが運のツキ。
そこから、毛バッヂ・文革文物(レコード・墨・語録・教科書・陶磁器・人形・腕章・・・)を、いろいろ集めました。すべて国内(文革当時、北京放送勤務の日本人とも、コンタクトしました。)・京都市内数店でです。ある意味、文革の亡霊に取り付かれていたのかも知れません。
当然??興味はDPR-K国バッヂにも及びます。別の行き付けの「別嬪若奥さん経営の、中国雑貨店」で、
「金バッヂ」といったら、「中国いったら買ってきます」と事で、半年後、バッヂ10枚+1970年代レコード1枚 1972年中国語版DPR-K国+金主席半生紹介本(ハードカバーー+白頭山にたたずむ主席小ポスター付)+絵の具+シャーペンを、計8万円で購入。一番高かったのは、「親子バッヂ」で2万強。「子」のほうに引っかき傷がありました。1998年前後の事です。あと、骨董市で「党旗」バッヂを2つ購入。1個2000円ぐらいでした(1999年ぐらい)。手元に「バッヂ」がある喜び?!どう表現しようもありません。ただただうれしい・・・。
りりしい肖像+まじめなつくり、これを16世紀の朝鮮古陶磁の小皿に乗せると、色合いが見事に?マッチしさすが民族の血!と感激しました。(小皿は4000円で骨董市で購入。本物ですよ。)
偽ものも、3点ありました。金正日小型円型(洋服用?)等です。やはり裏側と肖像が決めてでした。(HP参考にさせていただきました。ありがとうございます。)
現在、8個は親戚に譲り(小学生と中学生)洗脳?を試みております。某国営放送協会の「週間子供ニュース」
でもバッヂが紹介され(ニセモノも数点あった)たこともあり、興味を持って目を丸くして受け取っておりました。(ついでに、北京大学の文革当時の校章?--新北大--や、同革命委員会成立記念バッヂも譲りました・・・)
どのような国家であれ、そこに存在している限り、イヤでも付き合っていかねばなりません。という事は置いといて、いゃぁ、バッヂを手にしている時はワクワクしますねぇ。(カミさんは、当然?「こわいもんやし、いやや。こんな趣味の人と絶対会わんといて!!」という反応。)
こういう国家自体「世界遺産」の価値が十分にあると思いますよ。保護していかねば・・。
と思ってしまう昨今です。
「趣味」こそ、偏見?の目から自由で、物事を冷静かつ+感激的にみられるという、素晴らしい文化だと思います。これからの益々のご活躍、祈念いたしております。時節柄、どうぞご自愛くださいませ。
草々
PS 蛇足ですが、ほかに、1970-80年国産主体万年筆デッドストック・筒井康隆初版署名本も収集中。DDR・CCCP・モンゴルのバッヂ・勲章もほんの少し所持。
埼玉県革命委員会のコメント:
京都の方ですね。投稿ありがとうございました。
時代の雰囲気が感じられてとても好ましく思います。少年期からの「趣味者」ぶり、実にアッパレというほかありません。私も中学生時代、ソ連のグラフ誌「今日のソ連邦」の独特な雰囲気に惹かれて読んでいたことを思い出しました。文革期の切手は、今や中国では投機対象となっているほどで、状態の良い揃いなら結構な価値になるかもしれません。
まあ、世間的には、奥さまの反応こそ常識的かと・・・。もっとも、私としては、バッヂを手にワクワクするお気持ちは痛いほど分ります。
こうしてみると、文革中国に始まり北朝鮮について関心を持つように至る人が、結構多いように思えてきました。もちろん、かく言う私もそのひとりです。もっとも、このようなサイトを見に来る人に多いだけという可能性もあります。
それにしても、「金バッヂと16世紀の朝鮮古陶磁」の組み合わせとは、いろいろ楽しみ方があるものですね・・・。