北朝鮮との友好バッヂ

 国際的孤立を続ける北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)。
 どういうわけかよくわからないが、かつて社会主義国には、他国との交流の際に記念としてバッヂを交換する習慣がよくあったようで、友好バッヂというのは比較的多く目にすることができる(社会主義国だけに限定される習慣ではないのは当然だが)。
 当然ながら北朝鮮にももちろん友好国というのはあって、政治的・文化的交流が行われてきており、バッヂは記念品として制作されてきた。

 ダントツに多いのが、まず中国である。これは朝鮮戦争時代、ともに米韓軍と戦った仲なので当然であろう。朝鮮戦争時代に作られた記念章は無数にあってそれだけで専門のサイトが作れるくらいなので、ここでは特に印象的なバッヂを紹介することにする。

1 北朝鮮・中国(北朝鮮製) 2 北朝鮮・ソ連(北朝鮮製)
北朝鮮交通省作成の「朝中友誼」バッヂ。
右手前が金日成、左奥が毛沢東の肖像。
着色は塗料、素材は銅。素朴ながら時代の味わいがあってよい出来である。
37mm×32mm。

北朝鮮とソ連の国旗をデザインしたバッヂで、着色は七宝。
右のバッヂは、中央に牡丹峰の解放塔(ソ連軍の朝鮮半島解放戦闘を称える記念塔。1946年8月建立。朝ソ友好のシンボル)、裏面には「朝ソ友誼月間8・1−8・31 1955」とある。
左は28mm×28mm、右は23mm×19mm。

3 中国・北朝鮮(中国製)
「中朝永久互愛」バッヂ。
中国・北朝鮮国旗を持った兵士を描いた図柄。素朴ながらデザイン・ツクリともに優れており、傑作バッヂといっていいだろう。
スローガンも良い。
「中国と朝鮮は永久に互いを愛する」。

26mm×25mm。
「抗美援朝」バッヂ。書体は毛沢東であろう。
よく見ると、兵士が銃剣を突き刺そうとしているのは、朝鮮半島の一角の「美(=アメリカ)」である。

直径22mm。

4 モンゴル・北朝鮮(モンゴル製)
モンゴルと北朝鮮の国旗をデザインした友好バッヂ。
左は七宝製でやや重厚なツクリ。やや刻印は甘いが、しっかりした七宝仕上げが好ましい。
右は塗料製。奥がモンゴル国旗である。

左42mm×27mm。右14mm×22mm。