1 2
3 10
朝鮮労働党旗型のバッヂ。バッヂ左上に金色に描かれているのは朝鮮労働党の党徽(槌・鎌・筆。それぞれ労働者・農民・知識人を表す)である。
1,3は人民服、2は洋服を着た肖像であるが、台の部分は全く同じツクリである。
3のバッヂは、新たに発見されたタイプであるが、人民服の肖像ながら、1がやや左向きなのに比べ、こちらはほぼ正面を向いている(両耳がはっきり描かれている)。このバッヂの存在は未だに紹介されていないと思われるが、ツクリの特徴から、かなり新しく製造されたものである可能性が高い(もちろん、北朝鮮製のホンモノであることは間違いない)。
また、1,2,3のバッヂをよく見ると、党徽の太さが微妙に異なることがわかる。
なお、党旗型バッヂは党や政府の幹部などが着用するなどと書かれているものがあるが、実際は疑わしいものだ。

(10番を追加)
3番のバッヂを見つけたときから、正面を向いた洋服のタイプのものがあるはずだと思い続けて幾星霜。ついに10番を発見した。
これで、壮年期の金日成肖像の党旗章はすべてそろったと考えられる。3と10を比較すると、肖像の大きさといい、バランスといい、全く同じなのが分かる。


1(人民服タイプ) 2(洋服タイプ) (洋服タイプ)
党旗型バッヂの裏面ををいくつかチェックすると、2つの興味深い点が明らかとなった。
1の裏面には「朝鮮労働党第6回大会記念」という文字が見える。2には字がないが、別の洋服タイプには同じ文字が見える。
すなわち、一般的には人民服像は洋服像より古いタイプと考えられているが、少なくとも労働党の第6回党大会の時点(1980年10月)には、人民服型と洋服型2種類のバッヂが同時に存在していたことを示している。
また、このような国家的イベントの際に、記念品としてバッヂが製作されている可能性があることも注目すべきであろう。