関門をめぐる

去年、大河ドラマで武蔵をやったからではないが、関門をめぐり、巌流島や日清講話条約の調査を行った。
ここ関門は、歴史がちりばめられている。
古いところからいくとまずは壇ノ浦の戦いがある。 安徳天皇もこのすさまじい潮流へ入水したということだが、このながれでは助かるまいと確信した。
そして歴史が下り、宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘の地巌流島がある。
さらに歴史を下ると、長州藩の倒幕への足跡がそこかしこに残っている。
そして、日清戦争の締めである日清講和条約の会談地もここ下関である。

さて、今回は珍しく10名を越える大調査団。
やる気の調査員達はそれぞれ研究テーマを持っているので、それぞれ個人行動となった。 が、一部のやる気のある研究員は途中から所長と行動を共にし、 その人物・動物になりきり研究に没頭した。

img_6021.jpg まずは 小倉城。 武蔵がいたこともあった。さらに、2度の長州征伐では現地の幕府の拠点となる。
でも、2回目はだめだったね。
さらに、その後には西南戦争があるが、その時は乃木希典がここの所属。
こういう役回りの城なのだろうか?
負け癖がついたんかなあ。

城内は、日本にあるほかの城と同じようなぼちぼちの展示。
今年は、大河ドラマで新撰組をやってるからだと思うが、特別展示で維新展をしていた。
新撰組のネタが多かったが、小倉城はほとんど関係ないと思います。
ちなみに、特別展示としてびっくりの「八方にらみの虎」 が14年ぶりに展示されていました。
これは、どっから見ても正面を向いているように見えるという恐るべき傑作です。 人間というのは、すさまじいものを創造することができきるものです。
当研究所は、あまり美術品に興味はないが、これは傑作だと思います。
img_6023.jpg
左から
img_6022.jpg
正面から
img_6024.jpg
右から
img_6028.jpg 船を渡り、 巌流島へ。 やる気満々の新人研究員が合流し、所長の助手を務めた。
巌流島は、へらべったい小さな島だ。住人はいない。 ひとたび台風が来れば、全島が波に洗われるだろう。 が、島の一部は、民有地で、クレーン作業場がある。
この決闘の像は、去年の大河ドラマに合わせるように作ったのだが、 なんと、佐々木小次郎の像を先に完成させ、4ヶ月後に武蔵の像を完成せるという芸の細かさ。
ここまでやると、小次郎をバカにしすぎているのでは?という気がしないでもない。

おい、新人研究員、やる気はいいが、恥ずかしいぞ。
img_6032.jpg 下関の街で見かけた看板。
巌流島もそうだが、これも小次郎をバカにしているよな気がしないでもない。
しかし、武蔵も死ぬまでどころか、 400年経っても遅刻呼ばわりされるのは、少し哀れ。
常日頃の行いが重要だと歴史が教えてくれる。
だけど、これ美味いの? あんまり美味そうに感じませんけど・・・
img_6030.jpg 世界一のふくの像
大きさが世界最大だと思われる。横に説明書きがあったが、字が読みづらくて断念。
下関市内の亀山八幡宮にあります。

ここにはすさまじい数の亀がいた。 さすがは、亀山八幡宮。 11月になり寒いので、動きはあまりに鈍い。
よく見ると、穴の中に亀が密集して冬眠しようとしていた。
亀好きの研究員もさすがに気持ち悪い気がした。

あと、ここは、伊藤博文が、刺客に襲われたときに、助けられたというお亀茶屋の跡地でもある。
助けた木田梅子とのちに夫婦となる。
伊藤公、さすがですな。

おい、新人研究員、撮ってるこっちまで恥ずかしいぞ。
img_6033.jpg てっさ
うまい。伊藤公がふぐを食っていいと布告したらしい。
それまでは正式には食べていなかったとのこと。
すばらしき英断!
img_6035.jpg
講話の間
img_6038.jpg
資料館
img_6041.jpg
李鴻章道
さっきのてっさは 春帆楼で食べました。 まさしく、伊藤公と同じ食事を味わったわけだ。
しあわせいっぱい夢いっぱい。
日清講話でもてっさの取りあいをしたのだろう。
がさっと取ったら顰蹙です。

で、本題。
日清講和条約はここ春帆楼で結ばれました。
清国全権大使李鴻章と日本全権の伊藤公との間でやりとりされました。
当時の建物は、建て直されましたが、しっかりと 「講話の間」が存在します。 この日は、しっかりと宴会が入っていたので、残念ながら覗くことは出来ませんでした。

中央は資料館の写真。
資料館は、春帆楼の前に記念館として当時の状況を再現しています。
椅子などの調度品は、当時のままとのこと。

表に出れば、「李鴻章道」という名前の道だった。

今回の教訓
遅刻はほどほどに!

あと、大河ドラマについて少し。
トレンディドラマに対抗するような配役は止めて貰いたい。
大河ドラマの時間分だけ、差し引いて受信料を納める制度が欲しいぐらいだ。
特に、去年の「武蔵」問題が多すぎる。
今年の「新撰組」は、そういう観点からは、だいぶマシな気がする。
実際、あまり見ていなので偉そうなことは書けないが、先週見たところによると、 特に配役がいまいちと感じたのは、主役と主役級の二人だ。 近藤 勇には、もっとギラギラして欲しいし、沖田総司はあまりに弱そうだ。
まあ、ドラマにするとこういう問題は出てくるが、土方や斉藤や原田がいい感じなので残念。
そう考えると、新撰組の近藤ってやっぱり大事だったんだなあと思ってくる。

2004年11月調査

参考資料
特になし

トップへ